2008年01月
2008年01月30日
スカルリング
サイズ直しの為に、持ち込まれたドクロ君です。
このタイプのサイズ直しは、腕が太いのでとても大変です。
腕を切断して、ドクロ君の顔を傷つけずに、ぐいっぐいっと縮めて、火を入れてロウ付けです。
銀は熱伝導率が高いので火を入れると、全体が真っ白に変色します。(写真)
その後ピカピカに磨き上げますが、その磨く姿はちょっと不気味です。
そして完成ですが・・・
お預かりする前に、
「関節に幅があるので、サイズ直ししても、このリングはグルグル回ります」
とお伝えしました。
お渡ししてもやはり、このドクロ君はクルクル回ってました。
このようにリングの頭が重いと、関節に幅がある方は、サイズ直ししても
クルクル回るので、ご購入時にはお気をつけ下さい。
2008年01月28日
2008年01月25日
2008年01月23日
ナスカ展
熊本では3万人の来場者を突破した、ナスカ展に行ってきました。
ナスカといえば、ナスカの地上絵
紀元前100年から紀元700頃の南米の文化です。
そのもっと前はインカ文明です。
「壷(土器)で見る、ナスカ文明と人々の暮らし」
という感じでした。
土器に描かれた、不思議な絵。
想像力の素晴らしさ!!!
動物、神様、農民、作物、
シャーマン(一番印象に残りました)
想像をかきたてる、素晴らしい絵柄でした。
ミイラとは1分程、じ〜〜〜っと、見詰め合いました。
とてもドキドキ
ちょっと残念だったのは、もうちょっと様々な考古遺物も見てみたいと・・・
2000年前のゆるやかな時間の流れ、人々の暮らしを想像し、堪能出来ました。
2008年01月21日
婚約、結婚指輪リフォーム
ご婚約、ご婚約指輪のリフォームを承りました。
↓
http://www.sgesmith.com/reform080118.html
眠ったままのご婚約指輪1点 奥様とご主人のご結婚指輪を2点をお預かりしました。
お手持ちのプラチナリングの地金を再利用ご希望でしたので、
刻印を確認したところ、政府の検定マーク(国旗マークの横に、純度の刻印)がありましたので、再利用してリングを製作させてもらいました。(通常は下取りという形をとらせてもらっています。)
ご希望のデザインは、日常でも嵌める事が出来るように、シンプルなリングです。
ひっかかりがないように、爪のない覆輪留め。
腕は通常より若干厚みをつけて、甲丸リングで製作させてもらいました。
Y様、この度はご依頼誠にありがとうございました
メンテナンス、クリーニングにまたお越し下さいませ。
2008年01月18日
トンボブローチ その3(終)
その2から
完成しました
お話をいただいてから、完成まで約3ヶ月。
長かった〜〜〜。
ブログでは、とても簡単に説明していますが、
細かい様々な工程がありました。
トンボは私の手元から、飛んでいきました。
寂しくもあり、嬉しいご依頼でした。
↓
http://www.sgesmith.com/reform080114.html
2008年01月16日
トンボブローチ その2
その1から
ダイヤと大粒の真珠を外した所です。
この数の石外しは、さすがにちょっと大変でした
トンボの原形パーツです。
これをK18ホワイトゴールドで鋳造します。
上がってきたら、バランスを考えながら、
パーツや石枠を、ろうづけ(接合)して組み立てていきます。
さて今回、お客様のご条件は、
1、出来るだけ軽いブローチにすること。(今回は裏抜きを限界までして、軽くしました)
2、つけた時にブローチが前倒れにならないこと。(しっぽの位置と、ピン金具の位置を微調整しながら製作しました)
3、ピンの取り外しが簡単なこと(既製品の金具を使用せず、ピンは手作りしました)
4、手持ちのダイヤは、羽にランダムに留めること
5、後羽は、ブラックダイヤを使用すること
6、上品なブローチを製作すること
の条件を踏まえて、製作させてもらいました。
その3に続く・・・
2008年01月14日
トンボブローチ その1
昨年ご依頼頂いた、トンボのブローチが完成しました。
ご依頼のお話から、完成まで約3ヶ月、無事にお渡し出来、ほっとしています。
最終的に決まったデザイン画です。
トンボが大好きな方でしたので、トンボのブローチコレクションも参考にさせてもらいました。トンボを上から見たブローチのデザインはよく見かけますか、横から見たトンボのブローチも面白いな〜〜と思い、数点のデザイン画の中で、遊びとして一つご提案させてもらいました。
「面白いわね〜〜〜、これでお願い」
製作開始です
お預かりしたブローチのはこれです
このダイヤが、トンボの羽の部分になります。
初めて目にした時は、正直
(うひゃ〜〜〜)
でした・・・
その2に続く・・・
2008年01月11日
唐紙
お客様から、綺麗なポストカードを頂きました。
京唐紙です。
今回頂いて、初めて京唐紙を知りました。
早速ネットで調べてみました。
↓
唐長
和紙に手刷りされた、とても温かみのあるポストカードです。
是非ご覧になって下さいね
素晴らしい贈り物ありがとうございますm(__)m
只今製作中です。
完成までしばらくお待ちください。
2008年01月09日
ノギス
ブログのネタにつまったので、工具の紹介・・・です。
鉄工、金工関係の仕事をされている方は、よくご存知の「ノギス」です。
対象物を挟んで、主に厚みを測ります。
内径も計る事が出来ます。
0.05mmまで測定可能です。
私が始めて触った時は、測り方が全く分かりませんでした。
どうしたら0.05mmまで計れるのか・・・(?_?)
現在では、一日数十回、多いときには数百回、あきずに開いたり、閉じたりしてます。
目測で下す場合も時々あります。
正確に測る事も大切だと思いますが、全体のバランス等も考慮するからです。
その他、ジュエリー専用のノギスも使用します。
このアナログノギスとも、そろそろお別れしようと思います。
作業効率を上げる為、デジタルノギスを購入予定。
「挟むだけで、パッと数字でデジタル測定!!!」
と2年ぐらい前から考えますが、未だにアナログ・・・
2008年01月07日
3連リング
↓
http://www.sgesmith.com/R080106.html
ロンドン在住の日本人方から、リングのご依頼を承りました。
12月は日本に帰国されるとのことでしたので、再びロンドンへ発たれる昨年の末までに、発送お渡しが無事出来ました。
ご要望は、ご家族の誕生石を使用し、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールドの3連リングです。
始めに数パターンのデザイン画をご提案させてもらい、1番初めのデザイン画が思い描くイメージとピッタリのデザインでしたので、すぐに製作にかからせてもらいました。
3色のK18地金に、ご本人の誕生石エメラルド、二人の息子さんの誕生石オパール、娘さんとご主人の誕生石ムーンストーンを、平打ちリングに覆輪留めしています。
爪がないので、日常でも嵌めることが出来る、スタイリッシュな指輪に仕上がりました。
昨年の、最後の仕事でしたので、
発送した時には、
「ふ〜〜〜〜」と安堵感が
N様、この度はご依頼誠にありがとうござました。
メンテナスでご不明な点は、ご連絡下さい。
息子さんの空手が、益々上達されるといいですね。