彫金
2009年11月23日
ダイヤを埋め込む
お預かりしたクロスのペンダントへ、直径1.5mのダイヤモンドを埋め込みました。
ちょっと寂しいな・・・
ここへんにダイヤを入れたいな・・・
と思っている方、
ダイヤモンドと加工費込みで¥3,000で彫留めします。
誕生石も¥3,000です。
「ダイヤモンドだからお高いのでしょう?」
と時々お話されますが、「大きなダイヤは高い!」です。
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2009年04月20日
気が遠くなる仕事
当アトリエでは週に4回、彫金教室を開いてますが、
その生徒さんがご購入されて持参された帆船です。
東南アジアで製作された物だそうですが、
仕事の細かさが違います。
本体から帆まで全て細い純銀線で構成されています。
キャストかなと思って、ルーペで確認してましたが、
全て組んでロウ付けされてました。
レースのように細かく、丁寧に製作されています。
1船製作するのにいったいどのくらい時間がかかるのでしょうか?
気がと〜〜〜〜〜くなる仕事ですね。
全体を見ると
ほ〜〜〜〜〜
へ〜〜〜〜〜
と思わず声がもれます。
私には無理です・・・
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2008年08月13日
接客中に・・・
今回はシゲスミスの「為にならない彫金講座”ヒートフォーム編”」
接客中に・・・ビーカーの中で、びにょろ〜〜〜〜んと伸びてしまった、
ヒートフォームです。
このヒートフォームは熱すると柔らかくなり、冷めるとカチカチなます。
本体を固定させて、主に石留めの時に仕様します。
昔は、松脂を使用してましたが、この優れ物は作業時間を短縮できるので、
とても重宝しています。
しかしこのように放っておくと・・・びにょろ〜〜〜〜んと伸びるので、
気をつけましょう。(単なる私のミスですが・・・)
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2008年05月12日
ノギスの測り方 扱い方
以前紹介したノギスで私のブログが検索語句「ノギスの測り方」でよくヒットしてるので、迷える方がたに(私が勝手にそう思っている)、伝授したいと思います。
まず測りたい対象物を挟みます。
今回はペンの直径を測ってみます。
画像を見て下さい。
8mmと9mmの間に0のメモリがあります。
このペンの直径は、8mm〜9mmだと分かります。
次に2枚目の画像を見て下さい。
右下にある0.5刻みの小さなメモリがあります。
上のメモリと、下の小さなメモリが直線になっている所を探して下さい。
直線になる場所は、1ヶ所しかありません。
2ヶ所あったら乱視です。
画像の場合は、「4」の場所でメモリとメモリが直線になっています。
ということで、このペンの直径は8.4mmということが分かりました。
もし「4」と「5」の間のメモリが直線になっていたら、
8.45mmです。
測る事が出来ましたか?
ノギスは数字がたくさんついているので、扱いが難しく見えるかもしれませんが、
1回憶えてしまえば簡単です。
私が持っているノギスは、0.05mm単位までしか測れませんが、
デジタルノギスは、0.01mmまで測れるみたいです。
ノギスは、落としたりしてメモリが狂うと精密な計測が出来なくなるので、ケースに入れて保管しましょう。
以上、シゲスミスの「たぶんやさしい工具講座"ノギス編"」でした。
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2008年01月09日
ノギス
ブログのネタにつまったので、工具の紹介・・・です。
鉄工、金工関係の仕事をされている方は、よくご存知の「ノギス」です。
対象物を挟んで、主に厚みを測ります。
内径も計る事が出来ます。
0.05mmまで測定可能です。
私が始めて触った時は、測り方が全く分かりませんでした。
どうしたら0.05mmまで計れるのか・・・(?_?)
現在では、一日数十回、多いときには数百回、あきずに開いたり、閉じたりしてます。
目測で下す場合も時々あります。
正確に測る事も大切だと思いますが、全体のバランス等も考慮するからです。
その他、ジュエリー専用のノギスも使用します。
このアナログノギスとも、そろそろお別れしようと思います。
作業効率を上げる為、デジタルノギスを購入予定。
「挟むだけで、パッと数字でデジタル測定!!!」
と2年ぐらい前から考えますが、未だにアナログ・・・
2007年11月16日
彫金工具
私の愛用している糸のこです。
これで地金をザクザク切断します。
糸のように細い刃を取り付けて、地金を切断するのですが、
初心者の方は扱いに慣れないと、刃をパッキン、パッキン折ってしまいます。
そして自分の思い通りに切断できないと、イライラしてきます。
扱いに慣れだすと、切断するスピードも早くなりますが、荒い扱いになりがちです。
まずは焦らず、刃の取り付け方、刃の張り具合、刃の一部だけをちょこちょこ使用して切断するのではなく、刃の全体を使用するような気持ちで、ザクザク、ザクザクとリズムカルに切断します。(直線の場合)
これだけは慣れだと思います。
彫金でまず一番初めに立ちふさがる壁は、この糸のこの扱いです。
思い通りに扱えないと、前には進めません。
コツは肩の力を抜いて、自分の進みたい方向にイメージすることだと思いますが・・・
と、偉そうな事を書いてますが、
私も時々、
「パッキン」
「うっ!!!(-_-;)」
と、折ることもあります(ちょっとむなしくなります)
2007年10月10日
あがったヤスリ
写真の工具は、ヤスリと呼びます。
漢字で書くと、「鑢」
このヤスリで、貴金属をやすります・・・
要するに削ります。
5本組みの細目のヤスリでしたが、
数年前から油目(目が細かい)になりました。
機械彫りと手彫りの2種類がありますが、
どちらでも長年愛用していると、ヤスリのギザギザが少しづつなくなってきます。
そして仕上げ用のヤスリになります。
それを職人達は、
「あがったヤスリ」
呼びます。
私が彫金教室に通い始めた頃、初めて買った工具です。
今は高価な工具、機械も持ってますが、
このヤスリは、愛着のある大切な工具です。
ヤスリは、とても奥の深〜い工具です。
ヤスリの使い方で、その職人腕が・・・
みたいな事が言えるのは、まだまだ先です(笑